


長寿の象徴、亀です。浦島太郎もお世話になりました。
キリンビールはビール原料ホップの成分に、血糖値抑制ホルモンであるインスリンへの低下しているU型糖尿病の症状を改善する効果があることを確認しました。
マウスによる実験で血糖値の上昇抑制などを確認したそうです。
U型糖尿病を発症したマウスに、ホップの苦味成分「イソフムロン類」を混ぜた飼料を
毎日与えて飼育し、三週間後の血糖値を調べたところ、イソフムロン類を高濃度投与した
マウスは、与えなかったマウスに比べ血糖値が平均で1デシリットルあたり100mg低下しました。
一方で糖尿病治療薬を投与したマウスは非投与マウスに比べ血糖値が200mg低下しました。
ただし、人間でマウスと同様の効果を得るには、ビールを1日大瓶26本飲む必要があるそうです。
これだけ飲めば、アルコール依存症になることは間違いないですね。
日経産業新聞 2002年5月20日より
ワインやビールなどアルコールの種類に関係なく、適度の酒を毎日飲む中高年者は
難病とされるアルツハイマー病を含む各種痴呆症の発症確率を最大70%縮小することが
オランダのエラスムス大医学部の調査で明らかになりました。
まさに酒は百薬の長という故事の科学的実証になりました。
同大学のモニック・ブラットラー博士が55歳以上の約8000人を対象に調べた結果、
適度の酒をたしなむ人の場合、アルツハイマー病に限ると、その危険性は
42%も減少したそうです。
研究者の間では、アルコールには痴呆症に対する防止効果として
@記憶や学習をつかさどる脳内の部位を刺激する。
A血液中の脂肪を変化させる。
B血液中の血小板の凝集を減少させる。
という点が仮説として観測されているそうです。
将来、ボケたくない人は、適量の酒を飲んだ方がいいようです。
産経新聞 2002年1月26日より
カリフォルニア大学リバーサイド校のスティーブン・スピンドラー教授によると
老化が起きるのは、遺伝子のスイッチの入り具合が変わるからだそうです。
マウスは普通一週間に95キロカロリー前後の餌で飼います。
ところが、人間なら90歳にあたる「超高齢マウス」に二週間は80キロカロリー、
次の二週間は53キロカロリーと計4週間、「粗食」を与えたら、
老化に関係している19種類の遺伝子の発現が若返ったそうです。
生後まもなくから95キロカロリーで育てると、寿命は最長42〜43ヶ月ですが、
カロリーを半分にしたら60ヶ月程度まで長生きすることもわかりました。
スピンドラー教授は「カロリー制限が寿命を延ばすことは酵母や線虫などでも確かめられている。
好きなだけ食べさせた場合の7割にとどめるのがいいようだ。」と述べています。
ただし、カロリーだけを減らし、たんぱく質やビタミンなど他の栄養素は
必要量をとることが重要だとしています。
満腹になって早死にするか、空腹で長生きするか、どちらが幸せでしょうか。
難しい選択です。
参考:朝日新聞 12月
現在、イスラム諸国ではラマダン(断食)が行われています。
ラマダンの期間(一ヶ月)は、日の出から日没まで一切の飲食が禁止されます。
つばの飲みこみ、たばこ、性交、マスターベーションも禁止です。
ただし、日没後は飲食に限り許されます。
たいへん厳しい儀式ですが、健康上の効能があるらしいです。
一ヶ月間の断食は普通の人には難しいですが、週末だけの断食はやった方がいいそうです。
毎日三食とると、胃腸は休むことなく消化吸収にフル回転おり酷使されています。
断食によって消化器系に休息を与えることができ、内臓に本来備わっている活力を
蘇らせることができます。
東京・中野の渡辺医院の渡辺正院長によると、特に大腸は断食による機能回復で
食べ過ぎなどで処理しきれずに残ってできた宿便を取り除き、通じが良くなるらしいです。
また九州大学医学部心療内科の久保千春教授は、マウスで断食実験したところ
加齢に応じて減少するTリンパ球の数が増え、4日間の断食を2週間ごとに繰り返すと
平均寿命が2.3倍に延びたそうです。また免疫力も向上し、血液中の余分なコレステロールが
取り除かれ、血液をさらさらにする効果も確認されました。
つまり断食には長寿の効果もあるらしいです。
週末断食は、土曜日に三食ともに野菜ジュースだけで過ごします。
もちろんダイエット効果もあります。
月一度の断食でも、三ヶ月も続けると3.4キロの減量が可能だそうです。
またまた愛飲家には、朗報です。
岡山大学薬学部の有元佐賀恵助教授らの研究グループがビールの複数の
成分に発ガン性物質の働きを抑える効果があることを発見し、
成分の一つを特定しました。この成分を使って抗がん剤を開発することも
期待されています。
この成分は核酸化合物の一種、シュードウリジンといわれるものだそうです。
この成分の他にも少なくとも6種類の成分に突然変異を抑制する効果があることが
わかったそうです。
私は毎日、ビールを飲んでいます。そのせいか、今のところ、ガンとは無縁です。
皆さんもビールを飲んで、ガンにならないようにしましょう。
アメリカは現在、先進国の中で最も肥満率が高い国です。
成人の半分以上と子どもの4分の一が肥満あるいは過体重です。
この割合はここ数十年、ファストフードの消費量とともに、うなぎ登りに
上昇してきました。今日、アメリカ人成人の肥満率は、1960年代初頭の二倍に
なっています。子どもの肥満率は70年代末の二倍です。
かつて日本には、太りすぎの人はほとんどいませんでした。
わが国の米、魚、野菜、大豆食品などの伝統的な食べ物は、世界でも有数の
健康的な食習慣とされてきました。
しかし、日本人はこの食習慣をさっさと捨て去ろうとしています。
第二次世界大戦後、アメリカ軍による占領以来、日本では赤肉の消費量が増加しました。
そして1971年のマクドナルドの上陸が日本の食習慣をさらに大きく変化させました。
1980年代、日本におけるファストフードの売上は二倍以上に増加し、
子どもの肥満率もすぐに倍増しました。
わが国でファストフードに育てられた最初の世代は、30代になりましたが、今日、彼らの三分の一は太りすぎです。
心臓病、糖尿病、結腸癌、乳がんといった主な「ぜいたく病」は、繊維不足で
動物性脂肪の多い食生活に関係があるとされています。
アメリカには昔からあったこれらの病気が、ファストフード世代が年をとるにつれ、
日本でも広がりそうです。
あるファストフード業界の社長は、「子どもたちにハンバーガーを食べさせれば、
彼らは大人になってもハンバーガーを食べつづけるだろう。」と言ったそうです。
幼少期に得た脂肪への嗜好を大人になって取り去るのはとても難しいのです。
子どもたちの将来の健康を考えると、ハンバーガーを食べさせるのは、良くないことなのかもしれません。
参考:「ファストフードが世界を食い尽くす」
狂牛病に感染した牛が日本でも見つかったそうで、牛の肉を使っている
食品業界や、医薬品業界、化粧品業界はパニック状態です。
狂牛病の病原体はプリオンというたんぱく質で、飼料として与えている肉骨粉から
感染が広がったらしいです。
肉骨粉は、牛の廃棄された肉や骨から作られますので、そういう意味では、牛は
強制的に共食いをさせられていることになります。
本来、牛は草食動物で草を食べるのが自然な姿ですから、いくら効率を優先している
とはいえ、かなり不自然な飼育をしています。
私は自分が牛年生まれということもあり、あまり牛を食べることは好きではありません。
牛の優しい目を見ていると、どうも食べる気がしません。
人間に食べられるためだけのために、効率重視で肥育されている牛を見るとかわいそうな気がします。
米国では、牛は三ヶ月間、平均して1300キロ以上の穀物を食べるそうです。
増える体重は180キロくらいです。肥育促進のため筋肉増強剤も注射されます。
180キロの肉をとるために、1300キロの穀物を食べさせる必要があるなんて、
とても非効率なことだと思います。
もし、先進国の人々が、肉を食べることを控えれば、発展途上国の多くの人が
飢餓から救われるそうです。
狂牛病の影響で英国では肉食をやめる人が増えているらしいです。
食糧の公平な分配や、健康上の観点から見ると、いいことだと思います。
「ジャパニーズ・パラドクス」という言葉があります。
日本人は煙草を吸う人が多いのに、その割にはガンで死ぬ人が少ないということらしいです。
その原因として、日本人は緑茶を飲むから、と言われています。
緑茶には、カテキンという成分が含まれています。
三重大学生物資源学部の小宮孝志教授と同大学医学部の樋廻博重教授は
平成9年に緑茶のカテキン成分に胃がん細胞を破壊する効果があることを
実証しています。また、静岡でお茶をたくさん飲む人々は他の地域の人よりも
ガンになりにくいという調査結果もあります。
その上、緑茶をよく飲む人はアルツハイマー病などの痴呆症にもなりにくい、
という研究論文を佐賀医科大学の長谷川亨助教授がまとめています。
一日に10杯くらいお茶を飲むと健康にいいらしいです。
どんどん飲んで元気に長生きしましょう。
たばこの害が喧伝されています。
電車でも飛行機でも禁煙席が増え、愛煙家は肩身の狭い思いをしています。
私は煙草は吸いませんが、煙草は本当に百害あって一利なし、なんでしょうか。
確かに煙草は肺がんの原因になり、心筋梗塞を招き、その他もろもろの病気の原因になるらしいです。
しかし、煙草がアメリカ大陸からヨーロッパに伝えられてから500年以上の歳月が流れています。
煙草を吸った人はみんな肺がんで死んでいるのでしょうか。
肺がんの原因は煙草ではなくて自動車の排ガスだという人もいます。
自動車が普及してから急に肺がんで死ぬ人が増えたらしいです。
また高温のサウナに入ることが肺がんの原因になるという人もいます。
たばこ会社のブレンダーは一日に200本の煙草を吸い、休み時間には自分の好きな煙草を
吸うそうですが、特別に病気にならないそうです。
日本たばこ産業では、社員の90%が煙草を吸うそうですが、その退職OBの死因統計は
日本人の一般的母集団の統計と同じだそうです。また現役社員の彼らの健康状態はおおむね良好だそうです。
たばこには気分を落ち着かせストレスを発散する効果があります。
現代はストレスの多い時代です。ストレスが高じると、鬱病になったり、自殺の原因になったりします。
アルコールと同様に、適量であれば、精神の健康を保つのに効果があるのではないでしょうか。
煙草はアルツハイマー型の痴呆を防止する効果もあるらしいです。
ヒステリックに煙草の害ばかりを断罪するのではなく、煙草の効用についても科学的に検討すべきだと思います。
アメリカ、フィラデルフィアでパークヘッド博士が兵士を対象にしてある研究を行いました。
まず、兵士を三つのグループに分けました。第一のグループは一日中何もしないで寝ているばかりの
兵士。第二のグループは一日中、座ったままの兵士。
第三のグループは一日三時間以上、立っている兵士です。
実験に参加している兵士の尿を毎日採取し、尿中の「窒素」と「カルシウム」の
量を測定しました。
その結果、次のことがわかりました。
三つのグループとも、兵士の尿に含まれる窒素の量には変わりありませんでした。
ところが、尿中のカルシウムの量は大きく異なっていました。
一日三時間以上立っているグループの尿の中にはカルシウムが少なく、寝ているグループと
座っているグループの兵士の尿中のカルシウムは立っているグループの二倍の量を示したそうです。
つまり一日中寝ていても、座っていてもかなりのカルシウムが尿から逃げている、ということです。
寝ているグループと座っているグループの兵士は、足の骨に負担がかからないので
体が「カルシウムはいらないのだな。」と思って、尿から体の外へカルシウムを出してしまうのだと
考えられています。
したがって体からカルシウムを逃がさずに骨を丈夫に保つには、一日三時間以上、立つことが必要なんだそうです。
電車の中でもできるだけ座らずに立っている方がいいそうです。
言うまでもなくダンスは立って踊ります。
骨を丈夫にする効果もきっとあるでしょう。
ハイヒールは足腰の骨格をゆがませる悪役として、長い間責められ続けてきました。
中でもピンヒールはこの上なく体に負担をかける、というのが今までの常識でした。
このサイトでも何度か、ハイヒールの危険性に関して警鐘を鳴らしました。
しかし、最近の研究によると、膝の筋肉に関して言えば、ヒールが低ければ低いほど
歪みの原因になることが判明したそうです。
また、ヒールのある靴でも、ヒールが太ければ太いほど、地面からの振動を
膝に伝えるため、大きなダメージを受けることがわかったそうです。
つまりピンヒールが最も膝の筋肉に優しい靴だということです。
ハイヒールが大好きな女性たちはこの研究結果を聞いて大喜びしているそうです。
また、男性にとっても朗報です。
ローヒールを履いた女性よりは、ハイヒールを履いた女性の方が格段に性的魅力があります。
以前に書いたと思いますが、車輪の発明とハイヒールの発明はどちらが人類に貢献したか、
未だに決着がついていないそうです。
なぜ、女性がハイヒールを履くとセクシーに見えるのでしょうか。
それは、女性が快楽の極みに達した瞬間に、つま先まで足をピンと伸ばしますが、
その様子がハイヒールを履いたときと同じだからだそうです。
バレリーナがトウシューズを履いて爪先立ちするのも同じ理由です。
何はともあれ、女性の社交ダンスファンは、これで体の心配をすることなくハイヒールや
ピンヒールを履いて踊れるようになるでしょう。
「男と女の老い方講座」(三好春樹著)という本を読みました。
広島出身の老人介護の専門家が書いた本です。
現場の体験に基づいた老人介護に関する説得力のある主張が展開されています。
その中で、興味深かったのは、「色気は特効薬」という章です。
脳梗塞のために、いつも気難しい顔をしていた69歳の女性が、若い男性介護士との
スキンシップで、笑顔を取り戻した話とか、診察のたびに医師の股間を触る心臓病の
おばあさんの話が書いてあります。
いくつになっても色気は必要で、また色気を持つ老人は元気なんだそうです。
著者は「介護の社会化」ではなく「介護のエロス化」を主張しています。
以前,アメリカの老人ホームで男女が社交ダンスを踊るシーンをテレビを見ました。
ダンスは老人の色気を刺激し、若返りの効果があるらしいです。
日本の老人ホームでも社交ダンスが流行すればいいと思います。
栄養学者の神津健一氏はこのように著書の中で書いています。
「セックスは若さと美貌、それに健康維持のための絶対必要条件である。
セックスに対する関心が失われてきたら仕事に対する意欲も減退するし、食欲も減退する。
年をとってからも性的欲求を覚えることは、決して異常ではなく、むしろ健康であることを
自覚すべきである。
性的関心を持ち続け、脳が刺激を受けるだけでも、脳の活性とホルモン代謝の促進に
役立ちボケの予防にもなる。
年をとっても常に若い感覚を失わないために、若い人たちとの交流を持つ必要があるし、
また積極的にそのような場に参加した方が良い。
性的関心は一生涯の課題であり、死を迎えるまで勉強しなければならない人生哲学である。」
中国の長寿郷で知られる砂漠の楽園「ホータン」では100歳以上の老人がたくさん住んでおり
100歳を越えてからも再婚する老人が多いそうです。
また、エジンバラ大学の調査によると、
「孤独は寿命を縮める。一人暮らしの老人は妻や成人した息子、娘の家族と同居している老人よりも
早死にしている。円満な家庭生活の中にいる老人、性生活に積極的な老人は、そうでない
同年配者よりも若く見え、健康で長生きする。」という結果が出ています。
年をとっても色気を失わないことが、元気に長生きする秘訣のようです。
40歳を過ぎて出産した女性は100歳以上まで生きる人が多いそうです。
(1997年 ネイチャー誌による)
妊娠、出産により女性ホルモンが分泌され、これが女性の身体を守るからだそうです。
なぜ40歳を過ぎてから出産すると長生きするかと言うと、若い時期に出産すると
女性ホルモンが途中でなくなってしまうからです。
そういう意味では、長生きしようと思うなら、出産可能年齢のぎりぎりまで、子供を
産んだ方がいいということになります。
しかし、一方では、高齢出産は、リスクが大きく、ダウン症の子供が産まれる可能性も
高くなりますので、出産年齢には限度はあります。
妊娠出産の話はともかく、女性が男性より長生きするのは、女性ホルモンの一種である
エストロゲンの効果が大きいと言われています。
産む性である女性は、エストロゲンという強力な武器によって、疾病から身体を守られています。
男性から見るとうらやましい話です。
ただ、更年期を過ぎると、エストロゲンは急激に減少します。
年をとってもエストロゲンを分泌させ、身体を健康に保つには恋が有効らしいです。
いつも恋をしている女性はそうでない女性よりも4年も長生きすると言う統計もあるそうです。
米国の連邦法では、企業が40歳以上の従業員を年齢に理由に差別することを禁じています。
逆にいえば、40過ぎたら差別される可能性がある、ということです。
アメリカの年齢差別禁止は採用の時点で始まります。
会社が入社志願者に年齢を聞くことすら許されません。
だから外見や職歴などで推し量ろうとします。
出世するにも、クビになって職探しする際にも、若く見えることは有利になるらしいです。
このような社会背景がありますから、米国では若返り療法に大きな需要があります。
若返り療法の一つとして、今注目されているのが、総合ホルモン療法です。
30代後半から激減する各種のホルモンを補充します。その主役はヒト成長ホルモンHGHです。
若返りの効果は非常に大きいですが、費用がかかります。
5mgのアンプル一本で250ドル。治療費は月に800〜1000ドル(10万円くらい)になります。
注射をやめると、またもとに戻ってしまいます。
結局のところ、お金持ちしかこの若返り療法は受けられないみたいです。
アメリカと違って日本では、年齢制限というか年齢差別はしっかり存在します。
厚生労働省職業安定局が1999年に行った調査では、求人職種に上限年齢を設定した企業は
全体の90.2%に上ります。上限年齢の平均は、41.1歳です。
先進国のほとんどは採用の際に、年齢制限することをなくす方向です。
人種や性、年齢など、本人の努力で解決できないことで、人を差別することはいいことではないと思います。
日本もこれからそうなっていくでしょうか。
フェリーニの「道」の主演男優、アンソニー・クイン氏が6月3日、呼吸疾患で
亡くなりました。享年86歳でした。私、この映画が大好きで何度も見ました。
この映画のほかにも「アラビアのロレンス」など、生涯に出演した映画は300本に
上ります。
メキシコで生まれ、幼少時に家族で米国に移住し、家系を助けるために
靴磨き、タクシー運転手、賞金稼ぎのボクサーなどを経験したそうです。
役者として16年間、下積みをこなし、「革命児サパタ」(1952)で、一躍アカデミー賞
俳優としての仲間入りをしました。
粗暴なあらくれ男の役をやらせたら彼の右に出るものはいません。
その存在感はハリウッドでも際立っていました。
彼は艶福家としても有名でした。
イングリッド・バーグマンやリタ・ヘイワースなどの大物女優も彼の性的魅力の
とりこになったそうです。
3人の女性と結婚し、二人の愛人を持ち、彼女たちの間に13人の子供をもうけました。
81歳のとき、48歳年下の秘書と再再婚し、13人目の子どもが生まれました。
絵描きとしてはプロ並みの腕前を持ち,、何億円もするパブロ・ピカソの絵を収集する
ことが趣味だったそうです。
ああいう野性的な魅力を持つ男は、女性にもてるんですね。
年老いてもますます盛んだった性的なエネルギーには驚嘆します。
最近のわが国にはああいうタイプの男性は少なくなったような気がします。
彼の葬儀には、数十人の子供と孫が参列したそうです。
年をとったら、記憶力は落ちていく、というのが今までの常識でした。
脳細胞は年をとるにつれ、死滅するばかりで、新しく生まれることはない、
と考えられていたからです。
しかし、この定説は覆りそうな気配です。
東京大学薬学研究科の池谷祐二助手によると、記憶をつかさどる脳の海馬という
部分の細胞は、鍛え方しだいで細胞の数が増えることがわかりました。
もし、本当なら画期的な発見です。
私たちが、物忘れがひどいのは、年のせいだからしかたがない、と思うのは
単に、ものを覚えようとする訓練が足りないだけなのかもしれません。
従来、判断力や思考力は、年をとっても衰えることはない、ということが
言われていました。その上、記憶力も衰えない、ということになると、
知能に関しては、若い人になんら遜色がない、というより、若い人を上回る
能力を発揮することも可能である、と言えます。
大切なことは、脳を常に鍛えることです。ぼんやりして、脳に楽をさせると
ほかの器官と同じように、脳も衰えていくことでしょう。
冒険家の河野兵市氏が、氷点下40℃の北極圏で死去されました。
北極点から、アラスカ、ベーリング海峡を通過し、サハリンを南下して
愛媛の故郷まで、15000キロに及び旅路は始まったばかりでした。
冒険家としてはさぞ無念であったでしょう。
しかし、畳の上ではなく、冒険途中で命を落とすことは冒険家を名乗る以上、
覚悟しておられたのかもしれません。ご冥福を祈ります。
冒険家といえば、英国のヴァージングループの会長、サー・リチャード・ブランサン氏が
来日されたそうです。
ヴァージングループは、100社以上の企業、25000人以上の従業員を持ち、30億ポンド
(約5460億円)を売り上げる巨大グループです。
リチャード氏は、1967年にパブリックスクールを中退した後、1968年に17歳で学生雑誌を
創刊しました。その後、’73年にヴァージンレコードを設立し、’84年に
ヴァージンアトランティック航空を設立しました。
現在、出版、金融、旅行、鉄道、飲料、ウェディングビジネスなど多くの企業を傘下に
持っています。
ブランサン氏はいわゆる起業家、アントレプレナーですが、むしろ
冒険家といった方がピッタリきます。
実際、私生活でも彼は冒険が趣味です。
太平洋と大西洋を熱気球で横断したり、モーターボートで大西洋横断最速記録を打ち立てたり
しています。
熱気球で世界一周に挑戦しましたが、この冒険では危うく命を落とすところだったそうです。
この冒険に出かける直前には二人の子どもに別れの手紙を書いています。
この次は宇宙の冒険を計画しているそうです。
この二人の冒険家の生き方を見ていると、多くの人が冒険心をくすぐられるのではないでしょうか。
日本の社会は、既に成熟していてもう発展の余地はない、といわれます。
しかし、見つけようと思えば、まだまだ冒険できる分野があるのかもしれません。
また、若さを保つためにも、未知の分野に挑戦する冒険心が必要だと思います。
最近は、男性の勃起障害(ED)の治療薬、バイアグラのCMをテレビでも
積極的に流しています。
製造元のファイザー社はこの薬によって大きな利益を上げているようです。
バイアグラとは、サンスクリット語で虎という意味です。
最近まで、勃起障害のことは「インポテンス」と呼ばれていましたが、
侮蔑的な響きがある、ということで「ED」に改められました。
日本性機能学会によると、日本では潜在的なED患者は970万人存在するそうです。
40代から70代の男性の二人に一人がEDに悩んでいるそうです。
このうち昨年、病院に行ってバイアグラを処方してもらった人は40万人で
全体の約4%に過ぎません。
来院するのは、60歳代の男性が圧倒的に多いですが、中には30代の夫婦もいる
そうです。最近は職場や日常生活でのストレスが多く、比較的若い人でもEDに悩む人が
多いらしいです。
またEDが原因で離婚する夫婦もいます。
バイアグラを処方してもらって、夫婦が円満になったある30代の男性は
「たった一錠の薬で夫婦の絆を強めることができた。」と喜びの声をあげています。
ファイザー社は、もっと売上を伸ばせる余地があると考えているようです。
また、他の製薬メーカーもこの分野の薬を厚生省に申請しているようです。
高齢化社会を迎えると、年をとっても性を謳歌したいという男女も増えてきます。
生活の質、クオリティ・オブ・ライフを充実させるために今後、このような薬は
これから次々に開発されるでしょう。
引き続き、笑顔の話です。
「笑顔のいい人は成功し、良い収入を得て、良い友人に恵まれ、
人生を豊かにすることができる」
アメリカにはこんな言葉があるそうです。また、アメリカのアイダホ州、ポカテロ市では
他人にほほえみかけられた場合には、笑顔を返さないと罰を科すという条例が
あります。
一般に欧米では笑顔はおまじないや占い以上に幸運を招くカギと考えられています。
さらに欧米には「スマイルデザイナー」という、政治家や芸能人などの有名人や
一般の市民にも、どうしたら魅力的な笑顔でアピールするかをアドバイスする
職業があります。
一方、日本では、感情を表に出さないのが美徳であり、笑顔もタブー視されてきました。
男性にいたっては、「片頬3年」と言って、「男はむやみに笑ってはいけない。
笑うとしても三年に一度、片方の頬を少し動かすくらいで十分だ。」とされました。
このため、日本人は欧米人に比べると、笑顔が今ひとつさまにならないようです。
笑いには人間関係を円滑にするだけでなく、医学上の効用もあります。
スタンフォード大学のウィリアム・フライ教授によると、笑いには
心臓や血管の働きを活発化させる力があるということです。
また、笑いは免疫機能をつかさどる間脳と脾臓に働きかけて、人間の
免疫力を強化するとも言われています。
大阪の谷口病院昇幹夫副院長によると、心から笑うと、笑う前に比べ
白血球が三割増えるという報告があります。
日本にも「笑う門には福来る」という言葉があります。
大いに笑い、笑顔を絶やさずに、強運やツキを呼び込むと同時に
健康に人生を楽しみたいものです。
参考文献:「幸せの顔づくり」
皇太子妃殿下、雅子様にご懐妊の兆候が見られたそうです。
おそらく日本国民のほとんどが祝福しているでしょう。
私もつい最近、子どもを授かりましたが、子どもがこんなにかわいいものだとは
思いませんでした。
赤ちゃんの笑顔を見ると、一日の疲れも嫌なこともいっぺんに吹き飛んでしまいます。
理屈や主義主張を超えた愛らしさです。
赤ちゃんはお母さんのおなかの中にいるときから、笑顔の練習をしているそうです。
出産直後、私の顔を見て、笑ったような気がしたのですが、たぶん本当に
笑ったのでしょう。一説によると、生まれてすぐ、お母さんの体臭を確認すると
笑顔を浮かべるそうです。母親にかわいがってもらうための自然の工夫なんでしょうね。
最近、日本では少子化が進んでいて、子どもを産まない、育てない男女が増えている
そうですが、なんかもったいないような気がします。
確かに、子育てはたいへんですが、子どもを笑顔を見るだけでもその価値があります。
30代後半まで独身だった私にあまり強く言う権利はないのですが、子どもを産む能力を
もっている女性にはぜひ、自分の赤ちゃんの笑顔を見てほしいと思います。
皇太子妃殿下に元気なお子様が生まれることをお祈りします。
しろがね(白銀)も くがね(黄金)も
玉もなにせむに
まされる宝 子にしかめやも 山上憶良
「しあわせQOL」というシニア向けの雑誌の中で
作家の沖藤典子さんと塩田丸夫さんが対談しています。
沖藤さんは社交ダンスを習っているそうです。
彼女は男性と踊っていると、性的に満足感を覚えるそうです。
彼女にとって、社交ダンスは擬似セックスなんだそうです。
こうあからさまに言われると、ダンスファンの中に不愉快になる人も
いるでしょう。しかし、ダンスにはそのような面があることは
否定できません。かつて社交界では、ダンスは自分の配偶者となる
異性を探す方便でもありました。また、少し前まで、日本でも
出会いの手段としてダンスパーティが各地で開かれました。
ダンスには若返りの効果がありますが、その理由の一つは
異性との接触です。異性との接触により性フェロモンを感知し
肉体を蘇らせます。ある医師は、異性と握手するだけでも若返りの
効果があると言います。
老人の皆さんが、社交ダンスに興味を持つのは、この若返り効果が
実感できるからかもしれません。
2000年10月半ば、アメリカの大手抗老化医療機関「セネジェニックス医学研究所」が
日本で若返り療法を広げようと「セネジェニックス・アンチエイジング・メディカルクリニック」
(東京都世田谷区)を開きました。
このクリニックでは、まず、血液検査で患者の各種ホルモン量を
調べます。そして、その人が30代だった頃の状態に体を戻すため
不足している各種ホルモンを飲み薬や注射で補充します。
これに運動療法や食餌療法を組み合わせて若返りを目指すそうです。
半年ごとに180万円もの費用がかかるというのに、既に25人が
事前の検査を済ませ、30代後半〜50代後半の男女5人が治療を
始めたそうです。若さを維持したい方には耳よりな話ですが
ホルモン補充にはガンの危険も伴うようです。
閉経後、エストロゲンと呼ばれる女性ホルモンの補充療法を10年以上
受けた女性は卵巣がんで死亡率が高くなるという調査結果が
3月21日発行の米医学誌(JAMA)に発表されました。
エストロゲンは、閉経後の骨粗しょう症や更年期障害の治療薬として
使用されていますが、以前から乳がんの危険率が高くなるという
調査結果が出ていました。しかし、卵巣がんとの関係ははっきりして
いませんでした。
10万人あたりの卵巣がんによる死亡率は、10年以上エストロゲン治療を
受けた人は64、前に受けたことがある人は38、一度も受けていない人は
26だったそうです。
ホルモンで若返るというのは、人間の体にとってやはり負担が
かかるのでしょうか。
テレビのニュースを見ていると、面白いことに気づきます。
最近は男女二人のキャスターがニュースを伝えることが多いですが
女性は常に男性より年下、つまり若いのです。
ベテランの女性キャスターというのは珍しい存在です。
これは日本だけの現象らしいですが、若い女性が重宝されるのは
どこの世界でも同じらしいです。
そういえば、昔のアイドル御三家だった野口五郎と西城秀樹は最近
自分よりはるかに若い女性とあいついで結婚しました。
脚本家のジェームズ三木にいたっては、なんと27歳下の
女性と再婚したそうです。
これに関して行動生態学者で早稲田大学教授の長谷川真理子氏は
次のように言っています。
「若い、ということは繁殖年齢にある、ということで、繁殖年齢に
ある、ということは自分が売り手市場にある、ということです。
若ければ、若いほど、自分をアピールすることができます。
生物は繁殖年齢にあるときに一番魅力があるのが現実です。」
なるほど。「若い」ということは要するに繁殖能力がある、と
いうことであり、それを男性が求めるわけなんですね。
特に女性は繁殖年齢の幅が狭いので、若い頃と年をとってからの
落差が大きくなるのでしょう。
これは生物学的にどうしようもないことです。
ダンスパーティなどで、殿方たちが若い女性にしか声を
かけない、という不満を女性から聞きますが、男性が若い女性を
好むのは本能なので、解決には難しい面があります。
それにそういうお年を召したご婦人方も若い頃は、男性にちやほやされた
はずなので、今更文句を言ってもしかたないような気もします。
もし、年をとっても男性の注目を引きたい、と思うなら
少しでも若く見せる工夫が必要になります。
最近はそのような方法がかなり開発されています。
ぜひ、試してみることをお勧めします。
則天武后は中国の歴史の中でただ一人の女帝でした。
中国史の中で、朝廷で皇帝をしのぐ権勢をふるった女性は少なくありませんが
帝位についたのは彼女一人だけです。
則天武后は最初、寵愛を受けた先帝(高宗帝)の喪に服するために尼僧に
させられていましたが、再び後宮に戻り、事実上唐王朝から帝位を奪い
皇帝の座につきました。
則天武后は67歳で帝位につくとともにベッドの上の相手も
失ってしまいました。英雄色を好むの言葉どおり、性欲の方も烈火のごとく
激しかった武后は、男妾(中国では面首といったそうです。)を囲うことにしました。
武后は70歳近いというのに、面首の技術に身も心もとろけてしまい、
そのまま10日間も政務を忘れてベッドにいつづけになりました。
その後二人の面首を囲ったそうですが、彼らの年齢は武后72歳のとき
22歳と24歳だったそうです。
武后はこうして若い男からエネルギーを吸収し、おかげで歯も丈夫
髪もふさふさとしてなかなかの色気があり、30過ぎくらいにしか
見えなかったそうです。
武后は、また男妓院すなわち、男妾養成学校を作りました。
広く美男子を集め、自分用に養成したのです。
この学校の学長、および副学長には、武后の面首があたりました。
今日は中国史の中の裏話を紹介しました。
たまにはこういう大人の話もおもしろいですかね。
2月28日、午前1時50分名古屋市の自宅で、蟹江ぎんさんが
108歳と7ヶ月の生涯を閉じました。
双子の姉、成田きんさんが昨年1月23日に亡くなれてから
402日後のことでした。
きんさんとぎんさんは、1892年(明治25年)8月1日で名古屋で
生まれました。当時は双子は珍しく、忌み嫌われる存在だったそうです。
父親はこの双子の姉妹に運気がつくようにと
「金・銀」という名前をつけました。
きんさんもぎんさんも子宝には恵まれましたが、
いわゆる女腹で、女の子ばかりが生まれ、当時は肩身の狭い
思いをしたそうです。特にぎんさんは女の子ばかり5人で
非国民だと非難されたそうです。
また、病気や災害、戦争で多くの子どもや孫を亡くされました。
テレビで見た明るい表情からは想像できないようなつらい
人生だったらしいです。
1992年、100歳になったときに、テレビのCM出演の話が舞い込んできました。
これをきっかけにして、二人は世の中の表舞台で
スポットライトを浴びるようになりました。
それまで密やかに生きてきた二人はテレビ出演が生きがいになると
俄然元気になられたそうです。
ぎんさんは「人間は足から死んでいく。」といって、足腰の鍛錬を
欠かしませんでした。これが108歳まで元気に生きることができた
秘訣なのかもしれません。
ぎんさんが亡くなれた後、家族が仏壇の引出しを開けると
中から着物、腰巻、脚半、お札、お経などの死に装束が出てきました。
生前のぎんさんの手縫いでした。自分の死後も人に手間を
とらせたくないという、明治女の気骨を感じさせます。
ぎんさんの遺体は病理解剖されました。
双子で100歳を越えるのはまれで、長寿の研究に役立てるそうです。
再び愛飲家には、朗報です。
酒造メーカー、大関と岐阜大学農学部の拓殖治人教授らは
清酒に含まれるエチル−α−グルコシド(αEG)に
ダイエット(体重増加抑制)や利尿、糖尿病改善などの効果があることを
つきとめました。(日刊工業新聞2001.1.10)
ラットによる実験でダイエット効果やインシュリン抑制効果などの
機能性を確認したそうです。
α−EGは米麹のアミラーゼ系酵素が作り出すブドウ糖誘導体の
一種です。純米酒には約0.3%含まれています。
大関はα−EGを大量に作る麹菌開発で特許を出願しました。
日本酒を飲んで、ダイエットし、ついでに糖尿病を予防しましょう。
そういえば、少し前にビールダイエットというのが流行りました。
また、現在は、ビール酵母ダイエットが大流行しています。
ビールメーカーでは、ビール酵母が極端に品薄状態だそうです。
お酒とダイエットは切り離せない関係にあるんですね。
村山聖(さとし)さんは、広島が生んだ天才棋士です。
5歳の頃、難病の腎臓ネフローゼと診断されました。
当時の治療法は安静にすることだけで、病院のベッドで
天井を見あげる日々が続きました。入院生活に鬱積していた彼は
6歳のとき、父親が教えてくれた将棋に夢中になったそうです。
ベッドの上で名人たちの書いた本を読みながら
頭の中で彼らと対戦することによって、めきめきと腕を上げていき、
大人顔負けの腕前に上達しました。
彼は、将来の夢を名人になることに定めました。
棋士として類まれな才能をもち、その実力は
東の天才、羽生、西の怪童、村山と並び称されるほどでした。
彼は一局一局の勝負に命をかけました。常に死の覚悟がありました。
病気と闘いながら、名人位をめざしましたが、惜しくも29歳で
志半ばにして、この世を去りました.。
もう少し寿命があれば、彼はきっと名人になれたことでしょう。
彼は太く短く人生を生きました。
堀田力さんは、検察庁の元幹部です。
元総理大臣の田中角栄をめぐるロッキード事件でその辣腕を発揮しました。
検事総長になることはほぼ間違いないと目されていましたが、
57歳でその地位をあっさりと捨て、「さわやか福祉財団」の
理事長に就任されました。
法曹から福祉への転進は当時、かなりマスコミで騒がれました。
先日テレビで、堀田力さんのインタビューを見ました。
「なぜ、検事総長にならなかったのか?」という質問に以下のように答えて
おられました。
「検事総長になると、皆から大事にされるようになる。
そうすると、心が傷つきやすくなって、自発的なエネルギーが
枯れてくる。行動力が落ちて、何をやるにもおっくうになる。
また偉くなって人の上に立つと、言いたいことも言えず、我慢して
口を出すことができなくなる。
自分はやりたいことをやり、言いたいことも言って
悔いのないように生きたい。」
偉くなるということは、結構、窮屈なものなんですね。
知りませんでした。
「最近、年を感じることはありますか?」という質問に対しては
「男性機能が落ちてきたな、と感じる事が多い。」と
答えられました。
元検事らしくない率直な答えに思わず笑いました。
最近は男女の脳の違いに関する著書がたくさん出版されて
ちまたでも話題になっているようです。
少し前までこのような話をすると、女性団体から強い抗議が
ありました。男女の優劣とからめて話されることが多かったからです。
しかし、どちらが優れているということとは無関係に男女の脳は
微妙に違います。小さな子供を見れば、そのことはすぐに理解できます。
女の子は人形やぬいぐるみに興味を示し、男の子は自動車の模型や
おもちゃの銃に興味を示します。生まれたときから男女の脳は異なっている
のです。受精後二ヶ月までは胎児の男女の脳は基本的に同じです。
もし何も刺激がないと胎児は全て女性になります。
つまり人間の基本は女性なのです。しかし受精後二ヶ月が経過した
時点で、男児はアンドロゲンというホルモンのシャワーを浴びます。
これにより男性の性器が形成され同時に男性の脳になります。
男女雇用均等法など法的にも整備され、男性も女性も平等に
社会生活が送れるようになることはたいへん好ましいことです。
しかし、男性と女性は同等ですが、同質ではありません。
職業でも趣味でも女性に向いたもの、男性に向いたものは確かに
存在します。男性も女性もお互いの長所を生かして、また異性の
魅力を十分に認識して、人生を楽しみたいものです。
大橋巨泉著「巨泉 人生の選択」を読みました。
ジャズ評論家、放送作家を経て、「11PM」で活躍され、「クイズダービー」
「世界まるごとHOWマッチ」などの高視聴率番組を手がけられました。
1990年、58歳でセミ・リタイア宣言され、今は悠悠自適の生活を
楽しんでおられます。オーストラリア、カナダに居を構え
日本には春、秋しか滞在しないそうです。
彼はこの本の中で次のように書いています。
「趣味のない後半生など無きに等しい。夢中で仕事をしている
若い時代でさえ、趣味は仕事の疲れを癒し、明日への活力の源と
なるのだから、後半生はまさに人生の「主役」にさえなるものである。
ところが世の中には「仕事が趣味」と公言してはばからない人がいる。
そんな人ほど地位にこだわり、実際に引退せざるを得なくなると
別人のようにしぼんでしまい、アッという間に老け込んでしまったり
ボケてしまったり、中には自殺してしまう人さえある。」
「人生の後半生を視野に入れた場合、趣味は最低二つは持った方がいい。
一つは運動に関するもので、ゴルフでもゲートボールでも、散歩でも何でもよい。
運動不足は後半生の敵である。
そしてもう一つは室内でできるもの。例えば手先を動かすものが良く
ピアノでもギターでも編物でも、−こうしたものがボケ防止に役立つのだそうだ。
よく晴耕雨読というが、やはり家の内外、それぞれに最低一つずつ
持っていることが望ましい。」
ダンスをやっている人は、他にもう一つ、手先を動かす趣味を持つと
良い、ということになりますね。
日本人はいつまでも会社に残って働こうとする人が尊敬されますが、
北米では若くして引退した人ほど成功者として尊敬されるのだそうです。
かなり価値観が違いますね。
日本が老害国に成り下がってしまったのは、地位を上り詰めた
「偉い人々」がなかなか引退しないからかもしれません。
歌川豊国さんは、幕末に一大勢力を誇った浮世絵の歌川派の末裔です。
1903年に東京で生まれ、関東大震災を機に関西に移り住みました。
絵師の父からは、「絵かきに学問は不要」と言われて育ちました。
尋常小学校卒の学歴を恥じたことはありませんが、
50歳代半ばまで会社経営などにかかわって浮き沈みを味わい
悔しい思いもずいぶんしたそうです。
4年前、一年発起して大阪府立高校の定時制夜間部に入学しました。
90歳を過ぎての進学を冷笑する人もいましたが、気にはかけず
「学歴がないと人は話を聞いてくれない。」と話して
近畿大学法学部へと進みました。
彼の書いた「96歳の大学生」には、「年寄りだと思ったら
もうそのときから年寄り。10歳の老人あり、100歳の青年あり、と
誰かが言っています。」と記しています。本にサインを求められると
決まって「生涯青春、生涯学習」と墨書しました。
ちょうど100歳で卒業するはずだった大学生は、11月13日、97歳で
永眠されました。ご冥福を祈ります。
12月6日朝日新聞より
酒好きには朗報です。
国立療養所中部病院長寿医療研究センターが中高年を
対象に行った調査で、日本酒やワインを飲む習慣のある人の方が
これらの酒を飲まない人よりも脳の働きを示す知能指数が高い
傾向があるという結果が出たそうです。
調査は無作為抽出した愛知県内の40歳から79歳までの
男女約2000人が対象で、食事などの生活習慣を調べ、
EIQと呼ばれる知能指数を測定しました。
EIQは偏差値のようなもので、この数値の低下は直接、
痴呆につながつわけではありませんが、脳の老化の表れと
考えられるそうです。飲んでいる酒の種類ごとに、一日に飲む
酒の量とEIQの関係を調べたところ、男女ともに、日本酒とワインでは
酒量が増えるほどEIQが高くなる傾向が見られました。
しかし、ウィスキー、ビール、焼酎では、酒量とEIQに関係は
見られませんでした。ただし、ワインや日本酒でも、日本酒に換算して
一日三合(0.54リットル)以上飲む人を取り出すと、EIQは逆に
低くなったそうです。
今のところ、原因は不明らしいです。
酒好きの皆さん、飲みすぎは禁物ですが、適度な量の日本酒、
ワインを飲んで、脳の老化を防ぎましょう。
朝日新聞2000年11月23日より
先日、「スペース・カウボーイ」という映画を見ました。
1958年当時、空軍のパイロットだった4人の老人がひょんなことから
宇宙へ飛び出すというストーリーの映画です。
主演のクリント・イーストウッドも70歳を越えているそうで、
まさにはまり役でした。笑いあり、ラブストーリーあり、涙あり、
手に汗握るシーンありの盛りだくさんの映画です。
アメリカ航空宇宙局(NASA)が撮影に全面協力しているそうで、
宇宙の映像やロケットが飛び立つシーンも迫力満点です。
終わった後には何ともいえない爽快な気分になります。
私は今年、一番の出来の映画ではないかと思います。
ビデオでもいいから、ぜひ、見られるといいと思います。
数ヶ月前、スペースシャトルに乗り込んだグレイン議員も確か70歳でした。
70歳といえば、古希、昔はこの年までいきる人は少なかったそうです。
この年で宇宙に行くなんて、以前には考えられなかったことです。
これから高齢化社会が進むと、宇宙へも飛び出していくような
元気な老人が増えることでしょう。
ダンスの雑誌にも女性のしわ取りに関する広告が載っています。
多くの女性が、何とかして顔のしわを目立たなくしたいそうです。
男性も、しわくちゃの女性よりは、しわの少ない若く見える女性と踊りたい、
というのが正直な気持ちのようです。
テレビでしわ取り方法の特集をやっていました。
三つの方法を紹介していました。
一つはコラーゲン注入法です。真皮の成分である、コラーゲンを皮膚に
注入して、肌に張りをもたせます。1センチのしわをとるのに、5万円の費用が
かかるそうです。ただし、コラーゲンは自然に消失するので数年ごとに
注入する必要があります。もう一つは、ボツリヌス菌注入法(?)です。
食中毒で有名なボツリヌス菌の毒素で、皮膚の神経を麻痺させ、
しわの形成を防止します。これも1センチのしわにつき5万円です。
最後はホルモン補充療法です。年齢とともに、減少するホルモンを
補充することにより、皮膚や体型を若返らせます。50代の女性も
20代くらいにしか見えませんでした。若返り効果は抜群です。
ただし、半年で200万円かかります。また、発ガンの危険性もあります。
私はこれらの外部から異物を入れて若返るよりは、内面から若返る方が
望ましいと思います。例えば、食品から肌の若返り効果のある物質を
摂取したり、恋をして卵巣からホルモンを分泌させる方法です。
昨日、テレビで伊能忠敬(1745〜1818)の特集をしていました。
彼は江戸時代の地理学者、測量家として歴史に名をとどめています。
伊能忠敬は若い頃、ある造り酒屋に婿養子として迎えられました。
彼はそこで、酒屋の主として、立派に家業に打ち込みました。
しかし、彼が本当にやりたかったのは、造り酒屋の経営ではなく、
少年の頃からの夢だった天文学だったのです。
商売が軌道に乗ると、彼は56歳にして早々と家督を息子に譲り、
自分の好きな天文学を極めるために当時の若き天文学者、高橋至時(よしとき)に
師事します。伊能忠敬が地球の大きさを測るために、
日本の地理の測量にとりかかったのは
56歳です。それから21年の歳月を費やして、日本全国をくまなく歩き回り
精密な日本地図を作成しました。その正確さは現代の人工衛星を利用して
作った地図ともほとんどずれがないらしいです。
その地図を見て、欧米の列強も舌を巻いたそうです。
伊能忠敬の作った地図はその後、明治維新をはさんで100年間、
産業上、軍事上で大いに利用されました。
伊能忠敬に勇気付けられる人は多いと思います。
人間、その気になれば50代、60代からでも、天下の偉業を成し遂げることは
十分に可能だということですね、
現代社会では、一生を一つのことに捧げることはとても高く評価されます。
いわゆる「この道一筋」といわれるものです。
確かに高度な芸能や職人技の中には、習得するのに数十年かかるものも
ありません。50歳、60歳でもまだ、洟垂れ小僧と言われる伝統芸能も
あります。この場合、その道で成功すれば、言うことなしですが、もし、
ものにならなかった場合、その人は一生を棒に振ることになります。
寿命が今よりもずっと長くなれば、そのようなことは少なくなります。
「とりあえず50歳までは一生懸命やってみて、それでもだめだったら
他の道に進もう。」とか、「60歳までこの仕事にがんばってきたけれど、
どうも芽が出なかったので、来年からは新しい仕事に挑戦しよう。」
あるいは「若い頃はこの異性に夢中になったけど、もう飽きたので
70歳を契機に別れて、新しい異性を探そう。」
などということができるようになるわけです。
本当にゆとりのある社会とは、このように人生のやり直しが容易に
できることではないでしょうか。
古代の日本人の寿命はどの程度だったのでしょうか?
栄養状態も衛生状態も現代よりは悪かったはずだから、人々の寿命は
かなり短かったではないか、と多くの人は考えます。
ところが、実際はそうではなかったようです。
中国の歴史書、魏志倭人伝によると、倭人すなわち三世紀末の邪馬台国の
人々は80ないし100歳という長寿を保っていたそうです。それより150年ほど
後に書かれた「後漢倭人伝」という書物にも、倭人は100歳以上長生きする
者が珍しくない、と記されています。栄養的にも衛生的にも現在よりはるかに
劣っていたであろう1500〜1600年前に、どうして日本人はそんなに長生き
できたのでしょうか。考えられる理由として、当時は生活環境が非常に
良かった、ということが上げられます。さらに元々、日本人は長寿の遺伝子を
もっているのかもしれません。
日本は今、平均寿命は世界一長いですが、それは今始まったことではなく、
大昔から日本人は長寿だったわけです。
ですから、日本人として生まれてきた以上、長生きすることはとても自然な
ことです。周囲の環境を整え、身体の能力を十分に発揮できるように
心がければ、誰でも長生きできると思います。
徳川家康、秀忠、家光の三代にわたって親交があった天台宗の高僧
天海(?〜1634)は、108歳まで生きたと言われています。
人生50年に満たなかった当時にしては、まれに見る長寿です。
三代の将軍の中でもとりわけ天海を敬慕していた家光があるとき、
「長生きの秘訣は何でしょうか?」と尋ねました。
その問いに天海は二つの歌で答えました。
気は長く つとめはかたく 色うすく
食細うして 心ひろかれ
長命は 粗食 正直 日湯 陀羅尼
折々御下風 遊ばさるべし
一首目のつとめはかたく、とは、仕事をきちんとやれ、
色うすくとは、色事には淡白に 食細くしてとは、 粗食であれ、
という意味です。ニ首目の日湯とは、毎日風呂に入る、つまり身体を
清潔に、陀羅尼(だらに)とはお経のこと、御下風とはおならのことです。
たまには息抜きもしなさい、という意味です。
料理の専門家である服部幸應さんは、この二つの歌のどちらにも
粗食という言葉が出てくることに興味を持っておられます。
粗食が長生きの秘訣であることは間違いないようです。
私は一首目の「色うすく」に興味があります。
これは間違いではないかと思います。
いくつになっても、性的興味を失わないことが長生きの秘訣だと
いわれています。天海は、将軍として、女性に不自由することのない家光に
あまり色事にのめりこまないように、あえて反対のことを言ったのかも
しれません。ちなみに家光は48歳で死んだそうです。
日本人の食生活は、長い間、米、麦などの穀類と魚介類、大豆や
野菜、海藻などを主体としたものでした。肉類などの動物性食品を
とるようになったのは、歴史的に見れば、ごく近年になってからです。
それでも、日本人は決して栄養不足だったわけではありません。
むしろいたって頑健で、それは16世紀に日本にやってきた宣教師を
驚かせるほどだったのです。
宣教師として有名なフランシスコ・ザビエルがカトリック教会本部に送った
手紙に「日本人たちは、自分たちが飼う家畜を殺すことがなく、また、
これを食べない。彼らは時々、魚を食膳にのせ、米麦飯のみを食べるが、
これも意外に少量である。それでいて、日本人は不思議なほど達者で
高齢に達する者も多い。」と書いています。同じく、宣教師のルイス・フロイトも
「日本人の肉体は強く、重症、骨折、腫瘍、災疫から見事に回復するし、
それが実に速やかだ。」と記しています。
かつての日本人は、タンパク質は主に穀類や豆類からとっていました。
しかし、近年、油脂をふんだんに使った料理や、動物性の食品が
あっと言う間に日本人の食卓を占領するようになり、日本人が摂取する
タンパク質も動物性のものが中心となっていきました。
もちろん、油脂や動物性タンパク質も必要な栄養には違いありません。
ただ、日本人の食事が短い期間に、油脂や動物性タンパク質の摂取過多へと
大きく傾倒しすぎてしまったことは事実です。同時に、野菜類や豆類、海藻などに
ついてはだんだんと摂取不足の傾向が見られるようになってきました。
元来のバランスのとれた日本食は、こうしてだんだんと失われていきました。
こうした食生活の欧米化は、それまで欧米に多かった動脈硬化や心臓病などの
生活習慣病、乳ガン、大腸ガン、前立腺ガンなどのガン、また、アトピー性皮膚炎
などの増加となって現れてきました。
長寿を願うなら、日本食を見直す必要があると思います。
参考:大豆イソフラボン 井上正子著
日本画壇の最年長で、さわやかな画風が広く親しまれていた文化勲章受賞者の
小倉遊亀(おぐらゆき、本名、ゆき)さんが7月23日、急性呼吸不全のため
亡くなられました。105歳でした。
1932年に37歳で女性として初めて日本美術院同人になられてから、
美術界の第一線で活躍されました。
彼女が104歳の時に描いて、春の院展に出品した「春花」という作品が
あります。白いルビナス、黄色や橙色の菊、菜の花、白梅、
赤い椿が咲き誇る、とても華やかでみずみずしい絵画です。
世間の常識から見れば104歳は超高齢者、老婆です。
しかし、その絵からはそのような老いを感じることができません。
彼女は105歳になっても絵筆を取っておられたそうです。
また、同じ女性の画家として、アメリカには、グランマ・モーゼス(1860〜1961)
というフォークアートの第一人者がかつていました。
彼女は本格的に絵を描き始めたのが、なんと75歳で、
その後101歳で亡くなるまで描き続けました。
彼女は若い頃はアメリカ北東部の農場で忙しく立ち働いていた農婦であり
その間10人の子供を産み育て、農場を管理していました
そして主婦として農婦としての責任を十分に果たした後に、
絵を本格的に習い始めました。
この二人の女性の人生から、人間には長寿を全うして、充実した晩年を生きる
潜在能力が隠されていることがわかります。
天寿を全うしようと思うなら、その潜在能力を最大限に引き出す必要が
あります。.
先日、テレビで第二次世界大戦末期の、学徒出陣式の様子を撮った
ビデオを放映していました。将来を託された大学生が兵士として
戦争に駆り出されたわけですね。
当時の大学生の人口は、同世代の人口の約5%くらいだったそうで、
今と違って、すごいエリートだったはずです。
そのエリートたちを戦争に巻き込んだ、時の政府はよほど、
将来の見通しがなかったのでしょう。
ある高齢の男性が新聞に投書していました。
今の日本は多くの問題を抱えています。しかし、社会の指導者たちはなかなか
これらの問題を解決することができません。この原因は戦争で若い有為な
人材が多数死んでしまったからだそうです。
もし、当時のエリートが今でも生きていれば、
日本はもっといい方向に発展したはずだということです。
この話に限らず、あの人がもう少し長く生きてくれれば、という事例は
枚挙に暇がありません。たとえエリートでなくても、よほど社会に害悪を
及ぼす人でない限りは、長く生きた方が良いような気がします。
夏真っ盛りですね。海には、大勢の若者が押し掛けています。
浜辺には男女が肌をさらして日光浴をしています。
私も若い頃は、沖縄や南西諸島で肌を焼いていました。
私の肌は元々、色白で、男性として、どうもたくましさが感じられないので
一生懸命焼きました。しかし、20代の後半になってから、焼いた肌にしみが
残るようになりました。今でも、背中には当時のシミが黒く残っています。
昔は、夏休みが終わると真っ黒に日焼けしていることが元気であることの
証明みたいに言われていました。また、女性も、小麦色の肌が
もてはやされたことがありました。このような背景から、多くの男女が積極的に
太陽の光で肌を焼きました。しかし、最近、太陽光線に含まれる紫外線が肌の
老化を著しく促進することがわかってきました。さらに紫外線は皮膚ガンを誘発
することも問題視されています。特に、フロンによるオゾン層の破壊により、
昔に比べて紫外線の量が大幅に増えているらしいです。以前、オーストラリアに
旅行したとき、白人のガイドさんがこれが皮膚ガンだ、と言って、いくつかの
ガンを見せてくれました。白人や色の白い人は皮膚ガンになりやすいのです。
米国における白人男性の悪性黒色腫の発症率は1970年から90年の
間にほぼ二倍になったそうです。全く日光にあたらないとクル病の原因となる
ビタミンD欠乏症を招くので、これも問題ですが、積極的に日に焼けるのは
避けた方がいいみたいです。
かつて井上陽水の歌に「人生が二度あれば」というのがありました。
多くの人が一度は抱く願望でしょう。
その昔、人生は50年だと言われていました。しかし、最近は100歳を越えた
老人は少なくありません。時間に限って言えば、100歳以上のお年寄りは
昔の人の2倍生きたことになります。つまり人生を二度、経験しているのと同じだと
言っても大間違いではないと思います。短い人生と長い人生、どちらが幸福な
人生でしょうか?確かに、生きていることは楽しいことばかりではありません。
生きている間にはつらいこと、悲しいことも多く経験するでしょう。
しかし、長生きすれば、楽しいことが多いのも事実です。昔なら
考えられなかったようなことが科学技術の進歩により可能になったりします。
例えば、海外旅行。50年前、これだけ多くの日本人が休みを利用して海外に
出かけることができるようになるとは、誰も予想しなかったのではないでしょうか。
「長生きした甲斐があった。」というせりふは老人からよく聞きます。
不老長寿あるいは不老不死は昔から、人々の願いでありました。
秦の始皇帝が不老不死の薬を求めて、日本に使節を送ったという徐福伝説は
あまりに有名です。現代の科学では、不死は不可能だが、不老はある程度まで
可能ではないか、ということがわかっているそうです。
日本人はゆとりがない、とよく言われます。人生にはおいては、やりたいこと
やらねばならないことがたくさんあります。すべてを制限時間内にやろうと思えば
とても忙しくなってしまいます。しかし、その制限時間が長くなれば、ゆとりが
生まれるかもしれません。制限時間を延長するということは、即ち
寿命を延ばすことです。
このサイトでは、どうしたら元気に長生きできるのか
考えたいと思います。
かつて、私が学生の頃、習った栄養学では食品は単に身体の構成素材や
身体活動のエネルギーの供給源としての役割しか期待されていなかった
ような気がします。例えば、糖質とタンパク質は100グラムあたり、
4キロカロリーのエネルギー、脂肪は9キロカロリーのエネルギーを持ち、
これらを組み合わせて、一日
最低2500キロカロリーを摂取すること、それ以外に、ビタミン類、無機質を
食べること、という風にです。
しかし、近年、食品中のある特定成分が直接、間接的に私たちの身体の中の
生体反応を制御、調節していることがわかってきました。これにより、科学者の
食品に対する解析方法は従来と一変してしまいました。
人間の健康は、ホルモン系、神経系、免疫系を主体とする調節系によって
維持され、この恒常性に乱れが生じると、非健康状態に陥りますが、
その予防、回復に日常摂取する食品成分が大きく関わっています。
健康体の維持、病気の出現、さらには身体の変調からの回復においては
日々摂取する食品の果たす役割は非常に大きいのです。
食品はまた、老化にも深く関わっています。
食品成分によって人の生体防御機能を調節することができれば、長期間に
わたって病院のお世話になる必要もなく、健康を維持することができます。
今、栄養学は医学とともに急速な進歩を遂げています。
いつまでも元気に若々しく長寿を全うするには、日頃の食生活にもっと
注意を払う必要があります。私は栄養学の専門家ではありませんが、
食品に関して何か役立つ情報があれば、紹介したいと思います。
参考:食品と生体防御 村上浩紀、上野川修一著
「腹八分目に医者いらず」とは江戸時代の大学者、貝原益軒が
「養生訓」の中で書いた言葉です。
現代は飽食の時代だと言われます。家庭にもレストランにもコンビニでも
食品があふれています。私たちはややもすると、必要以上に食べて
しまいがちです。食べすぎは寿命を短くします。
ネズミを使った実験では、カロリー摂取量を制限した節食群は
自由に餌を食べさせた飽食群と比べ、3割から6割も寿命が
長いことが確認されています。
ネズミよりも人間に近いサルでの実験でも、節食群は血液の成分や
血圧などの値が正常で、生活習慣病の兆候はありませんでした。
一方、飽食群は糖尿病、心筋梗塞、ガンなどの病気を引き起こしたものが
多かったそうです。ただし、性的な成熟は飽食群の方が早かったらしいです。
また、節食群は社交的で攻撃性は特に見られませんでしたが、
飽食群は、「いじめ」が見られ、仲間同士でやたらにケンカを
していることが観察されたそうです。
私も以前、かなり厳しいダイエットをしたことがあるのですが、
血液検査をしたところ、中性脂肪、コレステロール値などが大幅に
改善され、保健婦さんが驚きました。
人間の身体は飢餓状態に適応しているのだそうです。
長い人類の歴史の中では、飢餓でいることの方が多かったからです。
ですから、飽食の状態だと体が変調をきたしてしまうのです。
結局、現代人は食べ過ぎているのだと思います。
食事の量に関しては、いろいろ説もありますので、少しずつ
紹介していきたいと思います。
最近のテレビを見ていると、抗菌グッズや消臭グッズのコマーシャルが
とても多いことに気づきます。除菌のできる洗剤、口の臭いを消すドロップ
車の消臭剤など、とどまるところを知りません。あたかも日本人は
周囲の微生物や悪臭物質を全て取り除きたいような風潮です。
しかし、そのような無菌的で超清潔な状態は人間にとって
望ましいものでしょうか?
この20年ほど、アトピー性皮膚炎や、花粉症などのアレルギーが
日本で急速に増えています。日本国民の30%以上がアレルギー性疾患に
苦しんでいるそうです。また、数年前の大腸菌O-157に代表される
食中毒事件が最近、マスコミをにぎわすことが多くなったような気がしませんか?
これらの一連の出来事の原因はいろいろとあるのでしょうが、
日本人の免疫力が落ちてきているのも一因のような気がします。
免疫力があれば、少しくらいの微生物汚染や花粉にさらされたぐらいで
身体はまいるものではありません。ただし、この免疫力をつけるためには
日ごろからある程度、その力を磨いておく必要があります。
昔の忍者は、毒を飲まされても、死なないように、日ごろから少しずつ
毒を飲んでいたそうです。これは極端な話ですが、免疫とはそんなものです。
ところが、今の日本ではそのように免疫力を鍛える機会がどんどん
少なくなっています。あまりに清潔志向が強くて、微生物や寄生虫と
接する機会がなくなり、その結果、日本人の身体は弱くなってしまうのです。
ある調査によると、外で泥んこ遊びをしている子供たちは、屋内で
遊んでいる子供たちよりアレルギーにならないことが明確に示された
そうです。免疫力は不老長寿を全うするためには絶対必要な力です。
男性に比べて、女性は早い時期に自分の老化を自覚することが多いようです。
それは、40代後半から閉経を迎える人が多いからです。
多くの女性が、閉経を迎えることによって、「これで女は終わった。」と
考えるみたいです。しかし、それは早計なのかもしれません。
広島生まれの生殖生理学の権威、大島清さんがこう書いています。
「例えば女性が更年期になる、そのときから急に老ける人がいる。
私はいつも言うのだが、森光子さんはとっくに70歳を越えている。
しかし、あの若々しさとにじみ出る色気はどうだろうか。
90歳近い山田五十鈴さんも地唄舞の武原はんさんもそうだ。
あのようにならないとだめじゃないか。もう更年期で卵子はないし、
私は女じゃないという気になったとしたら、そう思ったときから
あなたは老けるのだ。」
また、大島さんは、若さを保つために「三かく運動」を
勧めておられます。三かく運動とは、汗をかく、恥をかく、ものを書く、です。
軽いスポーツで一日一回汗をかいて、シャワーを浴びて皮膚を刺激することが
脳を活性化するそうです。、
また、引っ込んでいないで、人の前で自己を表現し、恥をかくこと、そして
ものを書くことで手を使うことによって脳の若さが保たれるそうです。
社交ダンスをやって身体を動かし、異性の前で恥をかいて、
ついでにここの掲示板に日ごろの雑感を
書き込むことによって、老化防止に役立つのではないでしょうか。
今、大島氏はフラメンコにも挑戦していらっしゃいます。
背筋をシャンと伸ばし、リズムに合わせる下半身の律動は脳の活性化に
最高らしいです。脳の運動中枢は、筋肉はもちろん、触、圧、
関節感覚、空間認識、視聴覚、さらに運動のバランスや表情を作る
小脳や大脳基底核からも情報を受け取り、脳細胞間のシナプスを
増やし、老化を防ぐのだそうです。やはりダンスは若さを維持する効果が
あるんですね。
参考:老いを「脳」で定義する 大島清著